マインドフルネス(Mindfulness)とは、mind(こころ)という名詞に‐ful(行きわたった)-ness(状態)
という接尾語を合成してできた言葉で、その訳され方は、様々なところで様々な表現で言い表されています。
「今この瞬間の気づき」
「今起こっている現象を、ありのままに今感じている、あるいは気づいている状態」
「喜びが生まれたときに喜びを感じ、悲しみが生まれたときに悲しみを感じること」
こう言われてもまだ中々わからないと思うので説明します。
今から目をつぶって1分間、何もせずに過ごしてみてください。
色々な思考が浮かんできたのでは無いかと思います。
私達は歩いている時
誰かと会話をしている時
テレビを見ている時
掃除をしている時
ぼーっとしている時ですら
あらゆる状況において
頭の中ではたくさん会話をしています。
街を歩きながら「暑いな~」「どこに食べにいこうかな~」
テレビを見ながら出演者にたいして「それは無いやろ?」とツッコミをいれてみたり、
掃除をしながら「お昼何をたべようかな」
ぼーっとして何も考えていないと思えるようなときも
「昨日あいつあんなこと言うてたなぁ」と、ふと思い出していたりする。
この頭の中で浮かぶ思考の事をセルフトークといいます。
私達は1日中このセルフトークを繰り返しています。
このセルフトークに囚われず、集中したいことだけに集中している状態の事を
マインドフルネスといいます。
掃除をするとき、部屋をきれいにするために掃除機をかけることだけに集中している。
これはマインドフルネス
掃除をしている最中に、別の考えごとをしている。
これはマインドフルネスでは無い状態、マインドレスネスとも言われます。
マラソンで走っている時、走ることだけに意識を向けている状態をマインドフルネス。
走っている最中「長いな~まだゴールじゃないのか~」と考えている。
これはマインドレスネス。
悪口を言われて怒りの感情が湧いてきた瞬間、その感情のまま言い返している。
これはマインドレスネス。
その怒りの感情が湧いてきたことに、「あ、今私は怒っている。」
とその感情にちゃんと気づけている。これもマインドフルネスです。
集中したいことに意識を向け続けれている。
自分の思考や感情の動きに気づけている。
これをマインドフルネスといいます。
マインドフルネス瞑想とは
集中したいことに集中するための訓練。
あるいは自分のセルフトークや湧きおこる感情に気づく訓練
マインドフルネス瞑想とは、この脳のトレーニングのことです。
瞑想にはたくさん種類があります。
呼吸の瞑想
聴く瞑想
観る瞑想
歩く瞑想
まだまだ色々ありますが、
例えば呼吸の瞑想では
呼吸に意識を向け続ける中で、
セルフトークが出てきたら
それに気づいてまた呼吸に意識を戻す。
これを繰り返し続けることが呼吸の瞑想です。
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