抽象度を上げるマインドフルネス

抽象度を上げるとは・・・抽象の反対は具体である。例えば【人】で抽象度を上げてみます。自分の抽象度を上げると男性。男性の抽象度を上げると人間。人間の抽象度を上げると哺乳類。哺乳類の抽象度を上げると生物。などと抽象度を上げるとは、物事を具体的なことから俯瞰して見ていくようなイメージです。

抽象度を上げて考えることがビジネススキルを上げる!?

 

抽象度を上げて物事を考えることが出来るようになると、多くの問題が解決します。この抽象度に関しての本はベストセラーになっていて、そこかしこで抽象度を上げた問題解決話がたくさんあがっているので、私ならではの切り口、飲食店での事例をあげます。

ゴールは良いサービスで、アルバイトさんの仕事の優先順位で考えます。仕事に優先順位をつけるためには、俯瞰して仕事をみる必要があるからです。ちなみに良いサービスの定義は共有されているとします。

アルバイトさんの仕事を具体的に上げます。食器を片付ける・お料理を提供する・注文を聞く・まだまだありますけど省きます。

【良いサービスをする】が基本にある中、何も考えず仕事をしようとしたならば、アルバイトさんは目の前に飛び込んできた具体的な仕事から手を付けようとします。

「あっ、空いたテーブルのお皿を片付けよう」そしてバイトリーダーに「そこは後でいいから出てきた料理を運んでちょうだい」と言われます。良いサービスをするためにもっと俯瞰して店内をみると、出てくる料理のタイミングを計りながらお客様のテーブルの空いたお皿を片付けつつ注文を聞いたりして、時間が空いた瞬間にテーブルを下げる、という動きが出来ます。全体を見る視点を持てないアルバイトさんは、ずっと誰もいないテーブルを片付け続けるのです。

大分簡略していますけど、飲食店においても抽象度を上げるは接客レベルを上げるためにとても重要な能力です。

マインドフルネスが抽象度を上げる?

 

マインドフルネス瞑想は、抽象度を上げる訓練でもあります。マインドフルネス瞑想では、浮かんだ思考や感情を客観的に観ようとします。足がしびれてきたら、そのしびれに囚われる事なくそのしびれている足を観察します。イライラした感情が出てきたら、そのイライラした感情を他人事のように「イライラした感情が湧いてきた!」と観察します。ようするに、自分自身に生じたことをすべて俯瞰して観ることが、マインドフルネスなのです。

抽象度を上げて物事を考えるために、まずはマインドフルネス瞑想を日々することが一番の近道になるのです。

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