集中力を奪うスマホ 集中力を高めるマインドフルネス

スマホが集中力を奪う?

人類の脳はこの一万年進化をしていません。人類も他の動物と等しく環境に適応するようにして進化をしてきました。ではその一万年前に進化した脳に必要だった機能は何だったのか?それは人間を襲う動物から身を守る事でした。そのために一つの事に集中していては、他の動物に襲われて命を奪われてしまうため、周囲に気を配りいつ襲われるかに備えて注意を様々なところに向けておく必要がありました。

私たちの生活が今のように劇的に変化をしたのはここ何十年の話です。その変化に脳の進化はまだ追いついてはいません。いまだに脳は一万年前の草原を走り回っているのです。私たちの脳は、一つの事に集中し続けることが難しいのが当たり前なのです。

今の私たちの生活では、一つの事に集中することを求められています。例えば学校で一時間じっと椅子に座り続けなければなりません。人の話を聞き続ける必要があります。しかし本来は難しいことであり、集中力を持続させるためには訓練をする必要があるのです。

私たちの周りには気を散らす多くのものがあります。街の騒音、コンビニ、TV、美味しそうな香り、様々な看板やポスター、ゲーム、そして10年ほど前にスマホが登場しました。これらの要素がたくさん詰まっているドラえもんの四次元ポケットのようなアイテム。なんでも出来ていつも気になります。一度見だしたら何となく1時間がすぐに過ぎてしまいます。

スマホは目の前に置いてあるだけで気になります。目に見えなくても気になります。音がしたら気になります。もし無くしたとなったら気が気じゃなくなります。

私たちは一度に一つの事しか集中できないのです。マルチタスクという言葉がありますが、非常に難しいのです(一部の人を除く)。例えば本を読んでいる最中に携帯のメールを見て、また本に戻った時すぐに集中することが中々できません。このことから作業を複数同時にしようとしても、結果効率が非常に悪いのです。自身の経験からも言えることは、一つに集中することが最も効率をあげることができます。

スマホがそばにあるだけで、注意力が何割か持っていかれます。なのでスマホのせいで100%一つの事に集中できないのです。ただでさえ人間は集中力が散漫なうえ、スマホの登場で一層集中力を保つことが難しくなりました。

集中力を高めるマインドフルネス瞑想

マインドフルネス瞑想は、集中力を高める訓練です。呼吸の瞑想では呼吸に集中します。聴く瞑想では聞くことに集中します。歩く瞑想では歩くことに集中します。まさに現代人にとって必要な集中力を鍛える訓練になるのです。そして瞑想をすることで、改めて集中している状態とはどういう状態の事をいうのか再認識できます。

もう手放せないスマホ

スマホに気をとられて仕方がない、だからといってスマホを簡単には手放すことなど中々できません。それならばより意識してスマホとの付き合い方を考えるべきです。

1 在宅ワークで集中したいときは隣の部屋に携帯を置く

2 食事・会話の時は携帯をカバンの中から出さない(スマホがあると食事は      味わえない・会話は退屈になる傾向にある)

3 腕時計をつける(携帯をみる回数を減らせる)

4 子供には出来る限りスマホを持たす時期を遅らせ持たしても制限をつける

5 自分の生活のなかでさらにどのように出来るか考えてみましょう

スマホの誕生の時期を境に、うつなどの精神疾患を抱える人が増えているというデータもあります。あくまでも相関関係ですが、違うとは言い切れないのではないでしょうか。マインドフルネスに興味を抱く人が増えている。これは脳が必要であると直接訴えかけているように私には思えてなりません。

マインドフルネスは今の時代の必須メソットです。

 

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